脳が教える! 1つの習慣

脳が教える! 1つの習慣
ロバートマウラー著
本田直之監訳
中西真雄美翻訳
講談社 1,365円
毎日、同じ通勤経路を通って出勤。会社では、程度の差はあるにしてもパターン化した中で仕事が進んでいく。そんな中、いざ新しい事を始めるといった際は、なんとなく腰が重かったりどこか心の奥底で実行することにブレーキをかけている自分に気づくことってありませんか。私は毎度のことです。
「今の状況が続けば、結果は目に見えている」こんな時だってそうです。口先では「このままではいけない」と言いつつも心地よい現状から抜け出せず、なかなか革新的なことができないのが普通の人ではないでしょうか。
しかし悲観することはありません。これも脳の機能からみると実に理にかなったことで、脳にとって大きな変化とは「恐怖」を意味し、危機を感じてそれを阻止すべく直ちに指令を出すのだそうです。
でも「悪しき習慣はやめにしたい」「今の現状を抜本的に変えていきたい」と願うのも人間です。そんな時にどうするか。脳は、小さな変化は見逃してしまうようですので「一見ばかばかしいような小さな行動から最初の一歩を踏み出すこと」と本書では述べられています。小さな行動が次第に習慣となり、やがてそれが大きな成功に結びつく。たくさんの実例をあげ、それを脳科学の側面から検証しています。
ビジネス書では、一度ヒットするとそれと似通ったテーマや内容のものが(場合によっては焼き直し)雨後の竹の子のように書店に並んでいます。もっともこれはビジネス書に限ったことではありませんが。
今は脳機能関連の本が人気です。ブームに便乗か?と言えなくもないですが(マーケティングではとても重要な事ですが)、日頃なんとなく感じていることをきちんと理論的に説明されると腑に落ちるものです。
私にとって、ビジネス書の善し悪しの判断基準は「本に書いてあることを実行したくなるかどうか」。その点、本書は満点。実行し継続できる根本的な方法が書いてあるのですから。
残業ゼロの仕事力

「残業ゼロ」の仕事力
吉越浩一郎 著
日本能率協会マネジメントセンター
仕事は「決められた就業時間内で行う」というのが世界の常識です。
同書の1行目。
残業が身体に染みついた私には耳の痛い話です。
「残業は会社にとっていいことだ」と思いこんでいるからにほかなりません。
だから、夜遅くまでオフィスにいるだけで、「自分は会社の役に立っている」という高揚感がわいてくる。逆に終業のベルと同時に帰ったりすると、どこか肩身の狭い思いを感じてしまうのです。
同じく本文の3ページ目。
まさに図星!
そして「誰もが残業ゼロにするなんて無理に決まっている」と、残業が常態化している現状を受け入れてしまっているのです。
本文の4ページ目。
まったくその通りです。
恐れ入りました。
一見、これだけだと「働き過ぎの日本人。それに比べてヨーロッパは・・」なんて、よくある話に行きがちですが、それはまったく違います。
今まで夜9時、10時迄かかってこなしていた仕事を、夕方の6時までに終わらせるには、どうしたら良いか?仕事のスピードを上げ、仕事の密度を濃くするために今迄のやりかたをどう変えていくか?という話です。
現に、著者の吉越氏が社長に就任してからというもの、今まで悲惨な経営状況だったトリンプインターナショナルジャパンは、残業ゼロなのに毎年増収増益。しかも社員の数は増えていない。社員の仕事をこなす能力は「5倍!」になったということです。
一例をあげると・・
「毎月1日の朝8時に前月の損益計算書が見られるようにする」これを残業なしで。
社員はこの課題をクリアしたばかりか、その後デイリーで損益計算書が見られるまでにしたといいます。すごいですね。
どうやったかというと、全ての仕事にデッドラインを設けて、それを社内の会議で発表し、守らざるを得ない状況にする。しかもそれを決められた時間内で行う。
他にもありとあらゆる手法を駆使しているのは言うまでもありません。
毎日行われる早朝会議では、1時間でおよそ40件くらいの議題をかたづけるそうです。1つの議題をかたづけるのに、かかっても2分!
なぜ2分で片付けられるのか?
この会議はどんな意味があるのか?
この会議が残業ゼロを実現させるというが、その秘密は?
等々、本書で詳しく述べられています。
いきなり残業ゼロとはいかなくても(そもそもこういう考えがダメなんですよね。すみません)規定の時間内に終わらせるには、現状の仕事をどう変えていけば良いか?それを考えるだけでも非常に価値があります。
社内の仕事にしても「以前に比べてIT化が進んで仕事の効率が上がった」なんて喜んでいましたが、甘すぎました。IT化の余地は、まだまだ山のように残っているようです。
IT化だけではありません。時間内に片付けようという意識を持つだけで、今迄の自分のやり方が自然と変わってくるものです。
例えば
・○○さんへ本日中に連絡
・○○社へ○○をファックス
・○○の原稿仕上げ。本日中
と、今までは手帳にメモしていました。いわゆるDoing-Listです。
しかしです。
そんなことをいちいちメモしている暇があったら、その場で受話器を取って電話をかける。不在ならすぐにメールを送る等々、小さなことですが、こんなことの積み重ねも馬鹿になりません。
会議に対する意識も本を読んで180度変わりました。今まで、なんともったい時間の使い方をしていたことか。
このように仕事の密度を濃くして、スピードを上げると定時にはもうくたくた。とても残業しようという気になりません。
「業績を伸ばそうと思ったら残業ゼロの会社にする」ということが本書で述べられているテーマですが、実はその先のもっと大切なことが書かれています。それは本書ご覧になってみてください。
PS
本書は、売れているせいか(2007年12月30日初版、2008年3月15日第11刷)書店で平積みにされているのをよく見かけます。最初は「ふ〜ん、まあ理想だけどねえ」くらいで手に取る気にもならなかったのです。
きっかけは、JWAVEのWAKE UP TOKYO(月曜〜木曜 5:00-7:00)の「Weider POWER YOUR MORNING」でした。ここに吉越氏が登場し、話を聴くうちに俄然興味を持ち、すぐに本書を購入しました。
このコーナーは毎回Podcastでも配信しているので、私はいつも愛用のiPodに入れて聴いています。毎週、注目の人にインタビューする番組です。お勧めです。
発見力

ビジネスマンのための「発見力」養成講座
小宮一慶 著
ディスカヴァー携書
1050円(税込)
「関心を持てば、ものはみえる。関心がなければ、目の前にあっても気付かない」これが本書のテーマです。これって誰にでも経験のあることですよね。
あまりに身近すぎて、ちょっとどうかなあ・・・と思いましたが、読み進めるうちにぐんぐん引き込まれてしまいました。これは面白い!
著者の言う「発見力」を鍛えれば、自分にも景気の動向から仕事のアイデア迄、様々なものが見えてくるような気がしてきます。
私のビジネス書の判断基準は「本に書いてある事をすぐに実行したくなるかどうか」
その点からも本書は、超お勧めです。誰にでもすぐに実行でき、そこからたくさんのヒントが得られることと思います。
追伸
職場の女性や自分の女房、彼女の髪型が変わったのに、それに気付かない男性には必読の書です。
JWAVEのWAKE UP TOKYO(月曜から木曜朝5時〜7時)。
http://www.j-wave.co.jp/original/wakeuptokyo/
同番組内のWider POWER YOUR MORNIGで、6月2日(月)〜6月5日(木)の間、著者の小宮一慶氏がゲストで出演されていました。
ポッドキャスティングでも聞けます。参考になりますよ。
名刺管理は時系列で

仕事をする上で名刺の管理は避けて通れませんね。名刺ホルダーにあいうえお順に入れたり、名刺を専用の読み取り機で読み込んでパソコンで管理したりと人それぞれ。
「名刺交換をしたらとりあえず1ヶ月保管しておいて、その人と1ヶ月接触がなかったら迷わず捨てる。残った名刺はローデックスで整理する」という方法が以前ビジネス雑誌に紹介されていました。さすがにこの方法は私にはちょっと抵抗がありましたね。
私の場合、名刺は捨てずに全て時系列で管理してます。
名刺の裏に、1から順にふった番号と名刺交換した日付を記入し、空になった名刺のケースに番号順に名刺を立てて入れていきます。
後から素早く目的の名刺を取り出せるように、データベースソフトの定番であるファイルメーカーに必要最低限の名刺のデータを入力しておきます。
入力するデータは、名刺の番号・名前のよみ・名前・会社名のよみ・会社名・名刺交換した日・備考の7項目。住所や電話番号まで入力すると手間がかかりますが、この程度の項目ならほとんど苦になりません。スピード入力可能です。
名刺管理と住所録を一緒にしてしまうと何かとややこしくなりますので、わりきって住所録(顧客データベース)は別に作り、名刺管理はそれ専用のものにするところがミソです。
この方法は18前にマイツールユーザーズグループの方に教えていただいた方法ですが、実に使い勝手が良く、今までずっとこれできています。ここまで続くのもひとえに、手間とお金がかからないシンプルな方法だということに他なりません。
同じ人と何度か名刺交換していることも多々あるもので、お互いに時代によって肩書きや会社名が変わったり、まさに名刺の中に人生の歴史が見えるようです。
仕事前のモチベーションアップ
FM放送「JWAVE 81.3」月曜から木曜の朝5時〜7時WAKE UP TOKYOをご存じですか。早朝からビジネスマン・ビジネスウーマン向けのなかなか良い内容です。番組の中で、起業家や文化人、スポーツ選手等、様々な分野から話題の人、活躍中の人へのインタビューのコーナーがあるのですが、番組でも銘打っているいるように、朝聴くとこれがけっこうモチベーションが上がるんです。
朝聴くと言っても私の場合は、ラジオではなくパソコン。番組の内容をポッドキャスティングでインターネットを通じて配信してくれるので、実に便利。朝、仕事の段取りをしながらiTunesで聞いてます。
それにしても今やパソコンでラジオや音楽を聴くのはあたりまえ。写真はもちろん自分で撮った動画まで簡単にインターネット上に公開できてしまうのですから、本当に楽しみが広がりますね。
朝聴くと言っても私の場合は、ラジオではなくパソコン。番組の内容をポッドキャスティングでインターネットを通じて配信してくれるので、実に便利。朝、仕事の段取りをしながらiTunesで聞いてます。
それにしても今やパソコンでラジオや音楽を聴くのはあたりまえ。写真はもちろん自分で撮った動画まで簡単にインターネット上に公開できてしまうのですから、本当に楽しみが広がりますね。
タグ :JWAVEポッドキャスティング
ハガキ道
坂田氏の講演を初めて聴いたのは今から17、8年前のこと。妙義の国民宿舎で行われた社員研修の時でした。いたって普通のおじさんという感じでしたが、講演が始まる直前までもくもくとハガキを書いていた姿が印象的でした。
「名刺交換した後にお礼状を出せば2度お会いしたことになる」
「お客様に訪問した後はサンキューレターを出そう」等々、ハガキを営業活動に活かすというこの手の話しは、一度や二度は聞いたこともあろうかと思います。
しかし。
坂田氏の話しは全く次元が違いました。
20〜30枚のハガキを毎日毎日ただひたすら書き続ける。結果としてその後の人生が大きく変わったということですが、最初からそのような結果を期待して書けるものでもありません。
なぜハガキを書き始めたのか?
ハガキを書くということはどんなことなのか?
生の講演を聴くのが一番ですが、本でも充分にその心は伝わってくることと思います。
「名刺交換した後にお礼状を出せば2度お会いしたことになる」
「お客様に訪問した後はサンキューレターを出そう」等々、ハガキを営業活動に活かすというこの手の話しは、一度や二度は聞いたこともあろうかと思います。
しかし。
坂田氏の話しは全く次元が違いました。
20〜30枚のハガキを毎日毎日ただひたすら書き続ける。結果としてその後の人生が大きく変わったということですが、最初からそのような結果を期待して書けるものでもありません。
なぜハガキを書き始めたのか?
ハガキを書くということはどんなことなのか?
生の講演を聴くのが一番ですが、本でも充分にその心は伝わってくることと思います。
でかいプレゼン
昨日のブログセミナーは、なんとか無事に終わることができました。
ご参加の皆様大変お世話になりました。私のつたない話でもなんとかなったのは高橋メソッドを使ったおかげです。この方法だと順序立てて話しをしやすいですよ。
高橋メソッド http://www.rubycolor.org/takahashi/
ご参加の皆様大変お世話になりました。私のつたない話でもなんとかなったのは高橋メソッドを使ったおかげです。この方法だと順序立てて話しをしやすいですよ。
高橋メソッド http://www.rubycolor.org/takahashi/
「仕組み」仕事術
「仕組み」で日常の業務を効率化するということを推奨している本です。どんな人にも1日は平等に24時間与えられているわけですから、いかに効率よく与えられた時間を活用するかは、ビジネスマンならずとも大きな関心事ですね。
自分にしかできないと思われる仕事であっても、その仕事を分析して詳細なチェックシートを作れば他の人に任せることもできる。これって日頃から感じていることなんですが、日々の業務に追われてなかなか実行できない(苦笑)。それでもなんとかこの行為を投資だと思って行っておけば、後々すごく時間に余裕が出てくるということなんですね。
他の人にやってもらわなくても、自分自身のためにチェックシートを作るだけでも随分と仕事のスピードは上がることでしょう。昨日もお客様への報告書を作る際に、作り方を試行錯誤していて結局数回やり直してようやく完成しました。これもチェックシートにしておけば、次に行う時は今回の半分以下の時間でできると思います。と、いうことで早速チェックシートを作りました。
本に書いてあることがすぐに実行できることばかり。ビジネス書は、読んだ後にそれを実行したくなるかどうかがポイントになってきますが、その点この本はかなりお薦めだと思いました。
最小の時間と労力で最大の成果を出す
「仕組み」仕事術
泉正人 著
ISBN978-4-88759-611-5
1300円+税
ディスカバー・トゥエンティワン
自分にしかできないと思われる仕事であっても、その仕事を分析して詳細なチェックシートを作れば他の人に任せることもできる。これって日頃から感じていることなんですが、日々の業務に追われてなかなか実行できない(苦笑)。それでもなんとかこの行為を投資だと思って行っておけば、後々すごく時間に余裕が出てくるということなんですね。
他の人にやってもらわなくても、自分自身のためにチェックシートを作るだけでも随分と仕事のスピードは上がることでしょう。昨日もお客様への報告書を作る際に、作り方を試行錯誤していて結局数回やり直してようやく完成しました。これもチェックシートにしておけば、次に行う時は今回の半分以下の時間でできると思います。と、いうことで早速チェックシートを作りました。
本に書いてあることがすぐに実行できることばかり。ビジネス書は、読んだ後にそれを実行したくなるかどうかがポイントになってきますが、その点この本はかなりお薦めだと思いました。
最小の時間と労力で最大の成果を出す
「仕組み」仕事術
泉正人 著
ISBN978-4-88759-611-5
1300円+税
ディスカバー・トゥエンティワン
メシの食べ方
ラジオを聴いていたら、ユニークな就職試験のことが話題になっていました。その会社では、就職試験の昼食時に全員に焼き魚定食を食べさるのだそうです。「親の躾けはどうだったか?」「どのように育てられたのか?」その食べ方を見ると、どんな人物なのかが良くわかるのですね。採用の際の大きなポイントになっているようです。
似たような話があります。「初めて大きな取引をしようとする相手とは、その前に必ず一緒に食事をして、その食事の仕方で信用できる人物かどうかを判断する」と言っていたのかそれとも本に書いてあったかのか忘れてしまいましたが、この話は妙に印象に残っています。
私が子供の頃は、食べ終わった時に茶碗にご飯粒が一粒でも残っていようものなら祖母にずいぶんと厳しく注意されたものです。農家だったから余計に厳しかったのでしょう。機械化が進んだ今と違ってひと昔前迄の米作りは、それはそれは大変な重労働でしたので無理もありません。
似たような話があります。「初めて大きな取引をしようとする相手とは、その前に必ず一緒に食事をして、その食事の仕方で信用できる人物かどうかを判断する」と言っていたのかそれとも本に書いてあったかのか忘れてしまいましたが、この話は妙に印象に残っています。
私が子供の頃は、食べ終わった時に茶碗にご飯粒が一粒でも残っていようものなら祖母にずいぶんと厳しく注意されたものです。農家だったから余計に厳しかったのでしょう。機械化が進んだ今と違ってひと昔前迄の米作りは、それはそれは大変な重労働でしたので無理もありません。



